阪神大震災から12年。身内は被災を免れました。でもあの日々の恐怖(福知山でも震度4、余震も頻繁に感じました)は忘れられません。私は当時、 乳幼児二人を連れており、被災地にボランティアに出向くことはできず、テレビをみて涙を流す日々でした。
それでも子育て中の私たちにもできることをしたい、と、「被災地に児童図書を贈る運動」に協力しました。 そのときの仲間とともに「福知山YMCAブッククラブ」を発足させました(YMCAとはいえ、福知山YMCAの場合は、都市部のYMCAと違い、 ボランティアだけで運営されています)。私たちブッククラブも「絵本タイムは幸せタイム」を合言葉に 12年。地震を新生児とともに病院で感じた会員もおり、その子は今年1回目の年男。
実は今日は、芙和せらさん(日本フラワーハートセラピスト協会理事長)によるハートステップ大阪校での「花育セミナー」に出て、そのレポートを書きたかったのですが、こんなときに限って体調不良。やむなく欠席し、自宅で「リサージュカフェ」のインタビューを読み、そのYahoo!動画も観ました。
芙和せらさんは震災でお母さまを亡くしておられます。インタビューの中では当時、花がどんなに潤いと希望をもたらしてくれたかを語っておられ、胸に迫りました。
「花育」(はないく)については、 suzu-clairさんはブログ「花が教えてくれたこと」にこう書いておられます。
「フラワーハートセラピーの創設者でもあり、私の尊敬する先生である芙和せら先生が、『”花育”というのは、”花”で何かを”教育する”ことではなく、”花”によって豊かな心が”育まれていく”ということ、私たちはそれを見守るお手伝いをするだけなのだ』とおっしゃっていました。」「子供たちからこちらのほうがたくさんパワーをいただいた一日でした。」と・・・。ああ、ブックスタートも同じだ・・・と思いました。絵本で何かを教えよう、というのではなく、絵本を介して、赤ちゃんと共に居られる喜びをシェアしたい、保護者の方々を応援したい、という気持ち・・・。
阪神大震災から12年。今日、気持ちを新たにしています。 当時、乳幼児だった子どもたちも中学生、高校生になっています。 今まで同様、絵本タイムの喜びを共にするとともに、今年はその子たちとともにこの「花育」を始めてみたいです。
コメント