kumaの森から図書館ニュースクリップ7月29日
DORAの図書館日報:矢祭町続報
矢祭町:図書館新設に、全国から寄贈本3万5000冊 1日10件問い合わせ/福島
を読みました。
すごい。わずか10日間で3万5千冊も寄贈があったんですね。
3万5千冊というと、私がふだん利用している福知山市立図書館中央館の蔵書の1/3強に当たります。
あらためて、新聞に載ったり、WEBで紹介されたりすることの大きさを思いました。
DORAの図書館日報:矢祭町続報
矢祭町:図書館新設に、全国から寄贈本3万5000冊 1日10件問い合わせ/福島
を読みました。
すごい。わずか10日間で3万5千冊も寄贈があったんですね。
3万5千冊というと、私がふだん利用している福知山市立図書館中央館の蔵書の1/3強に当たります。
あらためて、新聞に載ったり、WEBで紹介されたりすることの大きさを思いました。
そして、記事を見てすぐ行動できる人の多さも!
7月18日に矢祭町・新設図書館の本、寄贈でまかなおうとは!を書いたとき、私が心配したのは、本当に必要な本は寄贈されず、過去のベストセラーなど同じような本ばかりが大量に送られてきて蔵書が偏ったり、もらった手前ゴミとは言えないけれど、最悪そんな山のような本の整理に明け暮れることになるのでは、ということでしたが、記事によると、「送り主に送料を負担してもらうことにしたため、『役立たない本がくるのでは』という懸念もあったが、杞憂(きゆう)に終わった。」とのこと。
ブログでも、中には「いらない本を送ってあげましょう」という(^^;ものも見受けられましたが、多くが今回の矢祭町の策を「グッドアイデア」とし、呼びかけに応じ早速行動を起こし実際に本を送られた方も多く、矢祭町からのお礼状も迅速だったようで、そうすると双方うれしいですものね。いい連鎖が生まれたのですね。まずはよかったと思うとともに、私はペーパー司書(7年前に佛教大学の通信教育課程で取得)だから頭でっかちなのかなー、と省みました。
7月18日に矢祭町・新設図書館の本、寄贈でまかなおうとは!を書いたとき、私が心配したのは、本当に必要な本は寄贈されず、過去のベストセラーなど同じような本ばかりが大量に送られてきて蔵書が偏ったり、もらった手前ゴミとは言えないけれど、最悪そんな山のような本の整理に明け暮れることになるのでは、ということでしたが、記事によると、「送り主に送料を負担してもらうことにしたため、『役立たない本がくるのでは』という懸念もあったが、杞憂(きゆう)に終わった。」とのこと。
ブログでも、中には「いらない本を送ってあげましょう」という(^^;ものも見受けられましたが、多くが今回の矢祭町の策を「グッドアイデア」とし、呼びかけに応じ早速行動を起こし実際に本を送られた方も多く、矢祭町からのお礼状も迅速だったようで、そうすると双方うれしいですものね。いい連鎖が生まれたのですね。まずはよかったと思うとともに、私はペーパー司書(7年前に佛教大学の通信教育課程で取得)だから頭でっかちなのかなー、と省みました。
が、本当に杞憂に「終わった」のでしょうか。まだ始まったばかりなのに。
いや、ともかく、矢祭町においては、杞憂に終わることを祈ります。
ブログでの呼びかけもあるので、寄贈がロングテールになるといいですね。
と同時に、他の自治体が二番煎じ、三番・・・を安易に始められないよう願います。
いや、ともかく、矢祭町においては、杞憂に終わることを祈ります。
ブログでの呼びかけもあるので、寄贈がロングテールになるといいですね。
と同時に、他の自治体が二番煎じ、三番・・・を安易に始められないよう願います。
公共図書館である以上、行政には蔵書計画の責任があるはずですから。寄付をあてにせず、しかも寄付したくなるようなシビレる図書館サービスを期待します(^^)
ところで、今回、マザーテレサの言葉と災害援助物資・ボランティアのことが思い浮かんだのです。
三男が夏休み前に学校図書館で借りてきた本『マザー・テレサ』(やなぎやけいこ文 ポプラ社)の ものしりガイド29ページ
三男が夏休み前に学校図書館で借りてきた本『マザー・テレサ』(やなぎやけいこ文 ポプラ社)の ものしりガイド29ページ
「ある新聞記者に、『世の中には、不幸な人がおおぜいいます。どうがんばっても、全員をたすけることなんてむりだとおもいませんか?』とたずねられて。」
マザーテレサの言葉
「まず、最初に見つけた人をたすけなかったら、なん十万、なん百万の人たちを、ひとりとしてたすけることはできないでしょう。どんなしごとも、まず、第一歩からはじめなければならないのです。」
このように
「はじめからあきらめたりせず、とにかくできることから実行しようというのがマザー・テレサのかんがえかたでした」
マザーテレサの言葉
「まず、最初に見つけた人をたすけなかったら、なん十万、なん百万の人たちを、ひとりとしてたすけることはできないでしょう。どんなしごとも、まず、第一歩からはじめなければならないのです。」
このように
「はじめからあきらめたりせず、とにかくできることから実行しようというのがマザー・テレサのかんがえかたでした」
同書105ページ
「世のなかの人は、あまっているもの、自分はなくてもこまらないものを、寄付しがちです。でも、それはほんとうの愛ではないの。ほんとうの愛をだれかにあげるときには、自分もきずつくものです。痛みがあるものです。」
もう1冊、『愛するために』(マザー・テレサ著 三島慶
訳 ドン・ボスコ社)32ページ
「ある人たちは飢餓について議論しますが、わたしのところに来て、『マザー、この5ルピーでこの人たちにパンを買ってあげてください』と言ってはくれないのです。」
「ある人たちは飢餓について議論しますが、わたしのところに来て、『マザー、この5ルピーでこの人たちにパンを買ってあげてください』と言ってはくれないのです。」
今回「何もしなかった」私に迫ってくる言葉です。
もう1つの災害援助物資・ボランティア。私はこれまで被災地にお金を送ったことはありますが、物資を送ったり、ボランティアとして現地に赴いたりしたことはありません。物資もボランティアもコーディネーターのいないところではだぶつき、対処に困るといいます。
今回はもちろん災害援助ではないので引き合いに出すのは失礼かもしれませんが、「かけつける協力と かけつけない協力」があると思うのです。
かけつけない協力とは、募金もそうでしょうし、マザーテレサなら、被災地をおぼえて祈ることとおっしゃるかもしれません。無関心でいるなということ。
最後に、今回のケースについて、私のアイデアですが、「とにかく本を送って」というより、「この本がほしい」と言ってもらう方が無駄がないと思います。
また、資料の新鮮率は大事ですし、雑誌は読みたい人も多いと思うので、雑誌の年間購読の寄付も「かけつけない協力」としてオシャレだと思います。私自身、結婚祝いに毎月贈られた料理雑誌、出産祝いとしての月刊絵本など、とてもうれしかったのを覚えています。
図書館に近い人なら、寄付をして喜ばれて、自身も読めて借りられて、バックナンバーの保管場所にも困らない、と一石二鳥以上の価値があるのでは?
ともかく、矢祭町さん、これからも注目してます~(^^)
最後に、今回のケースについて、私のアイデアですが、「とにかく本を送って」というより、「この本がほしい」と言ってもらう方が無駄がないと思います。
また、資料の新鮮率は大事ですし、雑誌は読みたい人も多いと思うので、雑誌の年間購読の寄付も「かけつけない協力」としてオシャレだと思います。私自身、結婚祝いに毎月贈られた料理雑誌、出産祝いとしての月刊絵本など、とてもうれしかったのを覚えています。
図書館に近い人なら、寄付をして喜ばれて、自身も読めて借りられて、バックナンバーの保管場所にも困らない、と一石二鳥以上の価値があるのでは?
ともかく、矢祭町さん、これからも注目してます~(^^)
今朝のNHKラジオ深夜便での前町長の話聴きました45万冊も集まったそうですね、日本人の心の豊かさを感じました、こども達が多くの本を読み日本の将来を託せる人に育って欲しいですね。
投稿情報: 瀬戸志奈之 | 2009/08/17 10:22
瀬戸志奈之さん、ありがとうございます。
お返事遅くなり、ごめんなさい。
8月17日のNHKラジオ深夜便を私は聴いておりませんが、45万冊ですか!すごいですね。本当に3年前の私のブログは杞憂でした。よかった!そうして、失礼なこと申してすみませんでした<(_ _)>
福知山市立図書館基本計画では20万冊の蔵書を整備する計画ですが、図書館が核施設として入る予定だった(仮称)北近畿の都センターの建設計画が凍結中なので、どうなることやら・・・
福知山のこともおぼえてお祈りください。
投稿情報: KYOKO | 2009/08/20 01:14