7月2日(土)
下記講演会に行ってまいりました♪
【福知山市立図書館「子ども読書の日」記念講演会】
●とき/2005年7月2日(土)午後1時30分〜3時
●ところ/福知山市市民会館31号室(福知山市内記三丁目)
●内容
講演 「子どもの成長と絵本」
講師 斎藤惇夫さん
児童文学作家 1940年新潟県長岡市生まれ。2000年、専務取締役を最後に福音館書店退社。代表作品「冒険者たち ― ガンバと15ひきの仲間 ― 」「グリックの冒険」「ガンバとカワウソの冒険」 など
すぐレポートするつもりが、その後、文字・活字文化振興法案について、調べるうちに日がたってしまいました。。。この法案について、斎藤惇夫さんはどうお感じになってるか・・・講演会以後、お聞きしたくなっております。。。
さて、講演会冒頭(私自身は聞き逃したのですが)で、4つのこと−ブックスタート、読み聞かせボランティア、朝の10分間読書、読書感想文−を「最悪なもの」とおっしゃったとのことについて、ふつふつと考えています。私、4つともかかわってる(^^; この4つを最悪と言われたと聞いた当日、まず、斎藤さんの反骨精神−世間のやり方や権威などにただ流されるのでなく自分で判断し反抗もする気概−を感じましたし、またそれは反語的−言葉は疑問の形でも逆に強い肯定の意味を表すような−にも思えました。いえ、4つのことの肯定というより、それほどまでに子どもを大事に思っておられるのだ、と感じました。
あれから斎藤さんの近著『現在(いま)、子どもたちが求めているもの―子どもの成長と物語』(キッズメイト ; ISBN: 4907822014 ; 2001/05)を読みました。「今、若い先生方が絵本をあまり買わなくなったのは、携帯電話でお金がかかるせいだと聞きましたが、ほんとうでしょうか。けれども、トロントの図書館員たちは、たった一つのシリーズを選ぶために六年間を費やして、議論を続けたのです。仕事として。それを目の当たりにした時に、子どもに本を読んでやる、というごく当たり前のことすらが運動になってしまっている、駆け足になってしまっている、私たちの国の貧しさを思い知らされました。子どもたちは物語を読まなくてはならない。その、ならないとか、あるべきとか、そういった思いが強すぎる、とも思いました。物語は−物語のみではありません、そもそも本というものは楽しみのために読むものでしょう。」(同書p.79)、「赤羽さんは、『絵描きが、編集者に助けてもらいながら、七年かかってやっと一冊の絵本を作る。そして、図書館員が六年かけて一つのシリーズを選んで書架に並べる。なんで不思議なことがあろうか」とおっしゃり、最後に、まるでトロントの図書館員のエコーのように、こう付け加えられました。『いいか、相手は子どもなんだぜ』と。」(同書p.88) 「一つのシリーズ」とは、中世・ルネサンス英文学者・神学者でもあるC・S・ルイスの「ナルニア国ものがたり」シリーズのこと。赤羽さんとは赤羽末吉さんです。「息子の言った『うれしくってたのしくなっちゃうやつ』という言葉は、絵本の、物語の、子どもの側からの定義と思いました。」(同書p.170) 講演録という形をとった同書の解説を、清水真砂子さんが書いておられます。みなさんぜひ読まれますように!おすすめします!
はじめまして。トロント公共図書館に勤務している者です。
過去、日本の方から、「『トロントの図書館員たちは、たった一つのシリーズを選ぶために六年間を費やして、議論を続けた』とのことですが、本当ですか?」と質問を受けたことがあります。この件について、疑問に思ったため調べてみました。よろしければ、わたしの過去ブログOctober 31st, 2004とOctober 22nd, 2004の部分をご覧になってみてください。
投稿: yuka | 2007/11/05 23:59
yukaさん、コメントありがとうございます。
yukaさんが教えてくださった過去ブログは昨年11月に拝見しました。
大変専門的で一読では私にはわからない世界が広がっているように感じました。
すごい!と。
その後、すぐにお返事できなくて本当にごめんなさい。
現在、yukaさんのブログでは、今年=「赤毛のアン」100周年の記事が充実していますね。アンは私も大好きです。結婚前にずいぶん読みました(^^)
yukaさんのブログ、これからも楽しみに拝見します。
ますますのご活躍を!!
投稿: KYOKO | 2008/01/03 15:10